生れた夜のことをお話して!と嬉々として何度もせがむ女の子。
そのおはなしを聞くのが大好きなのです。
冒頭でパパとママが寝ているところへ
女の子が生れたと電話が入った・・・というところがあるのですが、女の子が小さいためにお母さんから生れてくるというメカニズムが分かっていないのかなと思いました。
こういう勘違いが微笑ましいお話なのかなと思っていたら
全然そうではありませんでした。
実際女の子が一緒に暮らす両親はいわゆる育ての親。
生みの親が別にいることをちゃんとわかっているけれど
あえて生れたときのことを聞くのが大好きという女の子の様子にジーンとしてしまいました。
育ての両親の愛情の深さを物語っていますね。
包み隠さずに女の子の生れたときのことを話して聞かせている育ての両親の姿勢が潔いなあとも思いました。
娘には生みの親と育ての親と4人の親がいるということは
よく分からなかったようですが
途中ででてくる家系図のようなものが面白かったみたいです。