夜明けから夜中までの1日。規則正しく動く信号機。そんな信号機をつかったお話です。
朝、車も人間も犬もネコもネズミもみんな家からでてきて、お仕事・お外へ。
あかいひかりでとまり、みどりのひかりですすむ。
赤でとまり、緑で進むという当たり前の中で繰り返しのべられているだけの作品。
なのに、ただ淡々と規則的な日常生活を読んでいるだけなのになぜか落ち着くのです。
ネズミのまえに、赤い目をしたウサギ。
あかいひかりはとまれ。
緑の目をした猫。
みどりのひかりはすすめ。
え、緑だけど、ネズミとネコは仲が悪くって・・・
ええとどっちなんだろう?!
とちょっと子供なりに迷ってしまう楽しさなどブラウンさんらしいユーモアも感じます。
他にも絵の中にネコがどこにいるのか、さっきでていったジープはどこにあるのか、
道路をなぞるなどそんな些細なこと絵の中から探して楽しむことができる。
息子も自分なりの絵本の楽しみを見出しています。
マーガレット・ワイズ・ブラウンさんの作品。
やっぱり素敵なお話だと思います。