とてもソフトな絵に惹かれ、手に取りました。
ある貧乏寺の和尚さんが、とら猫の「とら」を可愛がっていました。
ある日、とらが、長いこと大事にしてもらったお礼に、
不思議な予言をして、いなくなってしまいます。
ある晩、たくさんのねこたちが、
歌ったり踊ったり、酒盛りをしていた時に、
和尚さんがうっかりくしゃみをしてしまって、
人間に見つかってしまったからでしょうか・・・
とらが、いなくなってしまう理由が、
いまひとつよくわかりませんでした。
繊細な筆遣いの水彩画・・・絵がとても可愛いです。
文字も、柔らかい字になっていて、
全体的に、優しくほっとするおはなしです。