サブタイトルがはんぶんのはんぶん ばいのばいのおはなし。
ある日ライオンの王様はゾウやカバ、ゴリラ、カメ、イボイノシシ、インコ、カエルそしてアリをごちそうに招待します。最後に大きな四角いケーキがでてきて、大きいゾウから半分づつケーキを切り分けて、最後のアリまできたときはなんと、かけらになっていました。
子ども達はアリの気持になってくやしい、やりきれない顔で絵本を見ています。寛大な王様は別にして、みんなとてもいじわるな顔をしているので、そのくやしい気持はケーキが小さくなっていくにつれどんどん大きくなっていくようです。でも、後半アリが王様においしいケーキを焼いてきますと言ったことから、お話は倍の倍のお話に急反転。
子ども達は、最後は正直なアリが一番かっこよかったと感じてくれたと思います。それから、ちょっぴり算数のお勉強にもなったかな?子どもから大人まで楽しめる本です。