なんとも不思議なお話です。
幼い息子を亡くした夫婦が長い年月を経て、病を抱えながら暮らしているある日、おとっつぁんが三途の川を渡りかける羽目になります。
そこで、毛むくじゃらの大男に出会い、襟首をつかまれながら逃げ出して命拾いします。
目を覚ますと襟首には毛むくじゃらの手首が!
手首を供養しようとするも、舞い戻ってきたので、一緒にくらすことになったが、その手首はなんと亡くなった息子のものだった…。
息子の手首、テの助とともに久方ぶりに家族3人水入らずで幸せな毎日を送る・・・。
意外なストーリー展開にぐっと引き込まれてしまいました。
おっかさんが、亡くなった息子のちぎれそうな指を縫い付けてやるところではなんともやるせない気持ちになりました。