はじめ、表紙の手首のインパクトの大きさに実はかなりぎょっとして鳥肌がたってしまいました。
(なかなか、手首だけを見る機会なんてないですよね)
手首…読むの怖いなぁ、と思っていたのですが、読んで途中から涙ぼろぼろ止まりません。
なんていい話なんだ、、と涙をぬぐいながら読み切り、
あれだけ恐怖を感じていた手首(手首テの助)が、途中から、なんと
愛らしく、いとおしく感じました。
まさかの展開に驚きです。
私自身、親に「一番の孝行は、元気で健康で長生きしてくれること」と言われて育ちました。
小太郎が亡くなってしまうシーンはお話だと分かっていても辛いものです。
けれど、手首という姿に変えても、また家族3人揃って過ごせて
幸せに前向きに楽しく暮らしていけるようになって本当に良かったです。
最後は、3人で手を合わせて、手と手のしわとしわを合わせて幸せだね。
心があったかくなる良いお話で、幸せな気持ちになれました。
私も、我が子が、元気にすくすくと成長してくれていることに感謝しながら
私を大切に育ててくれて、今も元気にいてくれる両親に感謝しながら
今ある幸せを噛みしめて暮らしていきたいなと改めて感じる
なにげない日常に、日々に感謝する絵本でした。
ぜひ、手首怖い!と思わず、手にとって頂きたいです☆