擬音語や擬態語をあらわす「オノマトペ」。
そもそも、なぜ擬音語や擬態語を「オノマトペ」と呼ぶのか不思議ですよね。調べてみると、なんと英語でした。擬声語を意味する onomatopoeia(オノマトペア、オノマトピア)の訳語だったんですね。
英語を話す外国人が「オー マイ ゴッド オノマトペ」「イエス イエス オノマトペ」なんていう会話をしていたら、ちょっとおもしろいですね。
『もじもじさんのことば劇場 オノマトペの巻』には、耳慣れたオノマトペがたくさん解説されています。
例えば、「ぱんぱん」なら、右側のページに「おいしいパンを たべすぎて おなかがぱんぱんだ」という例文が書かれ、その左下に小さな文字で「はれつしたら音がしそうなくらい、ふくれあがったようす。」と「ぱんぱん」の意味を解説しています。
そして左側のページには、例文にあわせた絵が描かれていて、その絵の下に「パンやで パンダが パンたべた」と絵のタイトル?が書かれています。その絵とタイトルは、かなりベタなダジャレとナンセンスなものですが、個人的には、もっとおやじギャクを爆発させても良かったのではと少々物足りなさが残ります。
読んでるだけで楽しくなるこの絵本は、子どもたちが「オノマトペ」を最初に学ぶのには、最適な一冊です。