「え〜っ!?ラストがこうなるとは思ってなかったよ」と、
ちょっとガッカリぎみに肩を落として、子どもは本をしまってました。
実は、私は「なるほど、ここであの最初の伏線を使ったんだ。これは意外といい終わり方かも〜」と、思ってしました。
これは年の差、かな〜。もしかしたら、うちの子も大人になって、この本を読み直したら、このラストに素直に納得できるかもしれません。
スーパー・ハムスター「フレディ」シリーズの最終巻です。
タイムトラベルを持ってきたのことには、驚きました。
「フレディのはなしをSFにしちゃうんだ?」
でも、本当に「タイムトラベル」はしたものの、コンピュータで作られたロボットハムスターも登場するものの、
フレディーの活躍はいつものような雰囲気のまま、楽しめました。
この5巻目にも、ゾフィー(フレディの最初の飼い主で、フレディが大好きな女の子)の代わりに現地の医者の娘・アティラが登場します。
このアティラがまた、とっても素直でいい子でかわいいです。
最後にフレディが選んだ道。うちは娘と意見が分かれましたが、
色々なお子さんにこのフレディーシリーズを読んでもらって、どんな意見が出たか教えてもらえたらな〜と、思います。
小学校中学年くらいからお薦めします。
文章もテンポも子ども向けで、とても読みやすいです。