魚屋の店先で売られていたあじの開きが、風に吹かれて気の向くまま旅に出ます。
文章はいたって完結。小さい子供にも非常に分かりやすいお話です。
あじの開きは男の子に捕まり、紐をつけられて男の子の家の窓辺で風に泳いでいるところでお話はおしまいなのですが、最後のページに男の子があじの開きを食べている絵があり、「食べられちゃったね〜」と息子は楽しそうに笑っています。
絵も個性的で印象に残るし、こういう変わったストーリーもお気に入りなのですが、息子からの「これ読んで」というリクエストがいまいち少ないことで、☆3つの評価です。