サントリー宣伝部時代の大ヒット「アンクルトリス」が懐かしい柳原 良平さんのファーストブック向けの絵本です。
登場する乗物に、目だけがあるという非常にシンプルは絵です。
車、電車、船、飛行機という乗物を、端的に表現した絵は、非常に分かり易いもの。
目だけで、表情を表現しているのですが、ほんの一寸の違いで、別の表情になるから不思議です。
柳原良平さんの力量に脱帽せざるを得ないといったところです。
色合い自体もシンプルなのですが、乗物と背景の色に絶妙なバランスが取れているので、色感でも訴求してくる絵本です。
何度も読み聞かせをせがまれること必至の作品で、是非ファーストブックに加えて欲しい一冊としてオススメします。