もう絵本界の大御所とも言える宮西達也さんの絵本。その中でも更に絵本の中の絵本といってもいいくらいのこの本ですが…
先日、次男の通う幼稚園で図書館の書士さんによる「読み聞かせの勉強会」があり、読み聞かせサークルにも入っているので行ってきたのですが、年配の書士さんには宮西達也さんの絵本が漫画の延長のように見えるらしく、第13回剣淵絵本の里大賞授賞作品にも関わらず、この絵本に対する評価は「この本は消える本です」と散々でした。
そういう古く硬い頭の人にもぜひ読んでいただきたい。
読めば絶対良さは分かるはずです!
宮西さんの本には怪獣やウルトラマンなどの『子供は好きだけど、親や有識者にとっては排除したいような』キャラクターが出てきます。一見、漫画の本や玩具の本のように見えてしまいますが、人間に欠けてはいけないあたたかいものが宮西達也さんの本には必ずあります!
そういう意味では、宮西さんの本は学識を持った一部の人にしか分からない良い絵本ではなく、絵本の良さをハードルを下げて子供にも分かる、本当の意味で「子供にとって良い絵本」だと思います。
パっと見で判断しないで、しっかり読み込んで頂きたい本です!!!!