小さい頃、丁度同じような内容の本を読んだ記憶あります。
鮮明に覚えているのが、第一章にあるヒンデゥー教徒の地球観。
大きなヘビの上にかめがのり、その上にゾウが東西南北の四隅におり、平らな島のような地球を支えているというもの。
他にも、島のような地球観が多く描かれていますが、当時読んだ本にもいろいろあって、貪り読んだものです。
地震の原因が、下で支えるものが動くからと考える人々が、世界各地に居たというのも、とても面白いと思います。
その本は何なのか?今だわかりませんが、子供との読み聞かせで、バージニア・リー・バートンの「せいめいのれきし」との再会が出来たように、いつかまた出会えることを期待しています。
それはさておき、よくもこれだけ世界各地の地球観を集めたものだと思います。
それぞれが、興味深く、仕掛け絵本になっている懲りようで、夢中になって読むお子さんもいることだと思います。
子供の好奇心をくすぐるのは、間違いのないところです。
読み聞かせには難しく、小学校低学年以上が自ら読む類の絵本だと思います。
価値ある作品だとは思いますが、2800円(税抜き)という定価は、やはり高価な感がありなかなか手を出せない価格帯なのが残念です。