「けんかのきもち」よりもさらに強い気持ちが伝わってくる絵本でした。
子どもが「ぜっこう」という言葉を口にするとき、こんなにも強い信念と決意が心の中に存在するのだろうかと、子どもなりに真剣に日々を生きている「あそび島」の子どもたちの姿に、胸が熱くなりました。
そして、そんな子どもたちと、「人として」まっすぐに向き合っているあいこせんせい、本当に素敵です。自分自身の気持ちと向き合うのが苦手な子どもたちが増えてきている現在、こうやって相手の気持ちに自分の気持ちを重ね、丸ごと受け止めてくれる大人が身近にいてくることは、子どもたちの心の成長にとって、大きな支えとなることと思います。