縄文時代へタイムスリップしてしまった主人公と弟のあゆむです。お家に帰りたいあゆむに、「じゃあ、勝手に帰ればいいでしょ!」と言ってしまったことにとても後悔をした主人公の悲しみに読んでいても貰い泣きをしてしまいました。弟のあゆむを捜しに必死に山へ走る主人公に、お母さんの言葉、「知らない所に行ったら、絶対弟の手を離しちゃ駄目よ。まだちいさいんだから、貴女がちゃんと守ってあげないとね。」おかあさんの言葉にとても深い愛情が込められていて感動しました。当たり前の言葉かもしれないですが、泣けてきました。縄文時代の精霊のクックルに助けられて無事に弟を見つけた時には、母親の愛が通じたのだと思わずにいられませんでした。人と精霊たちが共生して生きていたのにもとても感動しました。