先日忠犬ハチ公慰霊祭のニュースを目にしました。
昨年は忠犬ハチ公の生誕100年だったとか。
死んでなおかつ名を残し、多くの人に慰霊される犬の例を他に知りません。
国内だけでなく、世界に共感されたハチ公ですが、その生涯は必ずしも美化されるだけの一本筋ではなかった事を、改めて知りました。
主人を亡くし、人に預けられ、野良犬にまでなったハチは、惨めな生活をしながらも、主人を待つという習性を、死ぬまで押し通したのです。
人はこの実話から、何を学ぶのでしょう。
ハチは、他の生き方のできなかった可哀想な犬かもしれません。
忠実さは、幸せとは別物でした。
人は誰も、ハチ公のような生き方はできないでしょう。
でも、その純粋さ、一徹さの大切さは、人の心に響くものであることは間違いありません。