シンドラーさんのイラストということで読みました。
イラストの細部に心ひかれます。
数えたりはかったりするために生まれてきたと言っても過言ではないマグナス・マクシマス。仕事だけでなくプライベートでもひたすら数のことばかりだった彼が、眼鏡を壊した日に出会った少年とのひとときで数字以外のことに目を向けられるようになる。
最後の見開きで、いつもどおりのマグナスといつもとは違ったマグナスとの対比がよいなーと思いました。このふたつはどちらも欠けてほしくないです。6時までしっかり普段と同じように数えたりはかったりしていただろうからこそ、そのあとの庭の風景ののんびりさがなんとも平和に思えて好きです。