ページをめくるたび、どこかに「シニガミさん」がいるような気がして、子どもと一緒についつい探してしまいました。でも、終わりが近づくにつれ、読んであげている自分自身が物語に引き込まれ、最後は・・・。
子ども達には、「食べ物を粗末にすると、神様が見ていて、もうおいしいものが食べられなくなるよ。」とか、「よく頑張ったね。きっとサンタさんが見てるよ。」などといっている自分。でも、大人の自分はそれを信じていません。
きっと本当に必要なのは、いつ死が訪れようとも、その瞬間まで精一杯生きることと、それを自分の子ども達に見せること。そんなことを考えさせられました。
子ども達にも、そして自分自身のためにも、いつまでも手元に残しておきたい一冊です。