個人的には、金子 みすゞさんの詩といえば、「わたしと小鳥とすずと」
という詩が好きで覚えていたのですが、なぜかその他の作品にお目に掛かる
機会が無く、テレビのCMに器用されたことで着目することとなりました。
気になりだしてすぐさま図書館で童謡集を予約、読んでみました。
童謡集は全部で3冊あるらしく、これは2冊目になるようです。
こちらには、CMで使われていた「こだまでしょうか」は収録されて
いませんが、初めて金子みすゞさんの詩をたくさん読んでみて、
すごく優しい気持ちになれました。
小さな子どものような視点から作られたような作品もあれば、現実を
淡々と見せつけるような作品もあり、優しい思いに溢れた作品もあれば、
悲しさを表現した作品もあります。
これが全部1人の方が作った作品なんだと思うと、そこから「金子みすゞ」は
どんな人だったんだろう?と想像せずにはいられません。
1冊読んでみたら他の作品も読んでみたくなり、すぐに1冊目、3冊目
の本も図書館へ予約してしまいました。大震災に見舞われ、心が弱っている
こういう時だからこそ、余計に心に響く作品なのかもしれません。
是非手元に置いておきたい一冊です。