毎年6年生には必ず朝読の時間に紹介する本です。
原爆の子の像ができるきっかけになった佐々木貞子さんのお兄さんが9・11のテロ事件をテレビで見ているところからお話は始まります。
私は「さだ子と千羽づる」を読んで、最後にこの本のあとがきを紹介しています。子どもたちは秋の校外学習でヒロシマに行く前にこの本の貞子さんの写真を実際見たり、原爆症を発症するのが10年もあとだったことに驚いています。
家族や友達は「白血病」にかかって残りわずかの命だということを最後まで隠していまたが、実際は自分の命が残りわずかだということを知っていたさだこさん。「死にたくない」と夜中ベッドの中で人知れず涙を流していたさだこさん。さだこさんの死を無駄にしない為立ち上がった旧友たち。
実際に校外学習でヒロシマにおとずれた後、子どもたちから話を聞きますが、戦争の悲惨さを忘れないためにこれからも紹介したい本です。