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かあさんあひるのたび」 ジュンイチさんの声

かあさんあひるのたび 作・絵:エリック・バトゥー
訳:広松 由希子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2010/08/25
ISBN:9784062830492
評価スコア 4.47
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みんなの声 総数 14
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  • 考えさせられる絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    小さな池で暮らすかあさんあひると6羽の子供たち。
    かあさんあひるの
    「荷物を纏めて、旅に出よう。何処かに きっと もっと ずっと 素敵な場所が あるはずだもの」
    という発言で旅に出発します。

    荷物を棒に結んで歩く姿は、何処かユーモラス。
    どんどん下流に向かって歩いていくのですが、子供たちは1羽づつ気にいった場所で居を構え、かあさんだけが海に達して、それぞれが暮らすことになります。

    子供たちとの再会があるのですが、最後にかあさんあひるは、元いた小さな池に戻ります。
    エンディングは、何か胸をかきむしられる気持ちになります。
    そこにあったのは、子供たちを立派に育てたという達成感なのか、それとも、単なる郷愁なのかは分かりません。
    様々な思いが交錯したのかも知れません。

    私達も、かあさんあひると同じように、旅をしていると言えるのでしょう。
    旅を終えたとき、良かった旅をしたと言えるようにしたいものです。
    子供に読み聞かせるというより、大人が読んで何かを感じてもらう、そんな類の絵本ではないかと思いました。

    投稿日:2010/10/02

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