少し哲学的なのですが、リズミカルな谷川俊太郎さんの訳なので、
小学校のおはなし会で読んでみました。
『ONLY ONE』が原題。
「1」という数字の概念を語り、最後に大切な「ONLY ONE」を提示します。
選手が9人 チームは1つ。
児童たちには野球の選手たちが描かれたシーンが、一番わかりやすかったようです。
さりげなく女子も混じっているのが今風でしょうか。
ボールをくわえているマスコット犬(?)も愛らしいです。
1つにまとめる、という発想が新鮮ですね。
でもやはり秀逸なのはラストの「ONLY ONE」。
ひとりっきゃいないきみ。
算数として、人権として、詩として、など、様々に活用できそうな作品です。