詩に曲をつけて歌えるようにしてあります。
絵も版画みたいですが、ろうけつ染めのような魅力があります。
6編から構成されていますが、物語が続いているように思いました。
「どっかいこうか」は、陽気に。「むしのうた」は、明るく。
「びっくりうた」は、疑り深く。「あきかぜ」は、子守唄のように。
「もりのぎょうれつ」は、愉快に。「くものうた」は、流れるように。
と、書いてあるのも親切だと思いました。
私は、子守唄のように歌う、「あきかぜ」が、特に好きです。
今の季節にもピッタリしているし、孫にはゆっくり休んでほしいと思い
ます。私に子守唄では、なかなか寝てくれませんが、それでも歌って
しまう私です。