この本は14、5年程前に私自身が読みました。
当時の感動は細かく思い出せませんが、
ただ、感動と言うよりも衝撃といった方が正しかった気がします。
ストーリーは子供も入り込み易い、ゲームを基盤とした世界観なので、堅苦しい本が苦手な子供でも読み易いかと思います。
どう考えてもフィクションだとわかるのに、次の展開の結果を知るのが怖くて、ハラハラして、でも知りたくて。
個性豊かな登場人物達の必死に突き進む姿が、格好良くもあり、切なくもありました。
最終的にはたった一人残された少女はある決断をしなくてはなりません。
そこまで来るともうなんだか悲しいような怖いような気持ちでいっぱいでした。
読み終えた後はどっと脱力しました。
その後、何カ月間もずっとその本のことばかり考えていた気がします。
「小説の後、登場人物達はどうしたのだろう」
「もしあの瞬間、あの行動をとらなければ、いったいどういう未来になっていたのだろう」
「自分ならどんな決断をするのだろう」
などとばかり思考していました。
また、登場人物達は強い絆で結ばれているのですが、友情というよりも仲間といった感じでした。
自分の安穏とした日常と比較したりしながら多くのことを子供ながらに考えることができ、最高の本でした!!
私は今でも大好きで読み返しています。
大人の方も是非、手に取って見て下さい。