「だれか たすけてー」
とげとげは おもわず さけんでいました。
ともだちなんて ひとりも いないのに。
さるがとげとげに暴力を振るうシーンです。
この場面では胸が痛くてしかたありませんでした。
本当に自分はとげとげの側にたてているのか…
人を外見で判断していないか…
家族も含め周りの人のSOSを見逃していないのか…
とげとげを助けたヤマアラシ君の
「ぼく、よわむしなんだ。」という言葉も共感できます。
人に親切にするとか、困っている人に手を差し伸べるのは
とても勇気がいる事だと思います。
でもたった一人にでも声をかけてもらって救われる人は
いるはずです。
2年生のクラスで読んできました。
最後のページを開いたとき、
「あー赤ちゃんがいる!!」
一人の女の子がうれしそうに叫びました。
私も救われたような気がしました。