この絵本を作った3人のお名前を見て、初めから期待は自然に高まります。
赤ちゃんがくるのよ・・ある晩、そうお母さんから伝えられて。
小さな男の子の心にいろんな感情が沸きます。
疑問も期待も不安も嫉妬も・・。
小さな男の子が少しづつ少しづつ、新入りの赤ちゃんの存在を受け入れ始めます。
お母さんもその変化に優しく寄り添います。
そして・・最後はお兄ちゃんの心が生まれた小さな男の子の背中で終わります。ホロリ。
じんわりあたたかい気持ちになる絵本です。オトナ目線では。
でも8歳の息子にはケラケラ笑える楽しい絵本。
だって赤ちゃんが妄想の中でいろんな職業になってるんですもの!
赤ちゃんの姿のまま、銀行員になったりコックになって、
あらあらと困っちゃうようなことをやらかしてるものだから
可笑しくってたまらない様子。笑
いい絵本はいろんな楽しみ方ができるんですね。
期待を裏切らないお三方(ジョン・バーニンガムさん、ヘレン・オクセンバリーさん、谷川俊太郎さん)でした。