絵はとってもかわいらしくて、兄弟の物語っぽかったのでうちの息子達に・・と思って期待に胸を弾ませながら図書館から借りてきて読んでみました。でも・・・お兄ちゃんが弟にいろいろな場面で邪魔されて「おまえなんかイヌならよかったんだ!」と。そしてイヌだったらという空想の世界でいろいろなお話がすすんでいきます。始めは「そういうことはうちでもよくあるな〜」って思いながら読んでましたが、だんだん読んでるうちにイヌにみたてられている弟が不憫でたまらなくなります。だって本当にかわいそうなんだもん。ママとの買い物においてかれて、家の門のところでお見送り、ごはんも餌ばちに入れて床に這って食べてる、外で寝たり、骨をくわえて地面にうめてたり、・・この場面は私自身見たくなくなったし、子供達にもあまりいい影響を与えないと思って一度しか見せてません。だって真似して弟にやったら・・・。最後のページは兄弟仲良く笑顔で締めくくってるけど、ちょっと考えさせられる絵本でした。