おっとせい ごろんとせ しっかりせい などなど、韻をふんだようなことばが、読み心地よいです。リズムよく読めば読むほど、おっとせいたちの生き生きしたようすが伝わると思います。
おっとせいの赤ちゃんがいろいろな経験をつんで、おとなになっていく過程が楽しい音頭で語られて、おっとせいに「がんばれ〜!がんばって生きるんだよ!」って応援したくなりました。
おっとせいだけでなく、海に住む鳥達や甲殻類、しゃむのような大型動物まで登場して、海に住む生き物の共存のようすも垣間見ることができます。絵を描いたあべ弘士さんの動物への愛情も感じます。