図書館の絵本コーナーは、“雨”をテーマとした展示で賑わっています。
表紙絵を見てインパクトのあるアングルだなと思ったら、なんと、八島太郎さんの作品でした。
絵本も書かれていたことは知っていましたが、この作品も先生の作品だったのか〜、と感慨深く手に取りました。
ニューヨーク生まれの娘さんをモデルに、とっても可愛らしい記念日を愛情を傾けて描かれた作品です。
子どもにとって、“初めて”は思わず背筋の伸びる大人になった気分になるものですね。
そんな気持ちを思い出させてくれる作品でした。
傘にあたる雨音の詩的なリズミカルさも、読んでいて「そうそう、私も、耳をしっかりそば立てて、雨音を確認していたっけ」と懐かしい遠い記憶が蘇ってきました。