図書館でたくさん借りてきた本の中で、娘が「一番面白い!」といったのがこの本でした。確かに大人が見ても笑えます。とにかくある意味人間以上に人間的なおおかみくんのキャラクターがとても面白いんです。
はらぺこのおおかみがたどり着いたのは「ぶたのまち」。でも喜んだのもつかの間、この町なんだか様子が違います。ラーメン屋のメニューは、おおかみラーメンにおおかみぎょうざ、本屋には『おおかみをおいしく食べる方法』なる本が並んでいます。身の危険を感じたおおかみくん。この町を脱出するために変装するのですが、その姿がまたおかしいのです。
最後には鳴き声まで「ぶひーっ」と変えて、ぶたのふりをして何とか「ぶたのまち」を脱出します。最後の最後までちょっと間の抜けたおおかみくん。気の小さい、憎めないやつなのです。
発想の転換の面白さを楽しめる絵本。おすすめです☆