長新太さんの描く動物たちがとても面白い顔でにらめっこをしてくれます。にらめっこの絵本は他にもありますが、顔の可笑しさではピカイチの絵本かも。
なんといってもこのにらめっこは、4ページにわたって繰り広げられます。「にらめっこしましょ」と歌っている時は、無表情な動物たちが、次のページをめくったとたん、「あっぷっぷ」と見開きいっぱいにとてもユニークな顔を披露してくれるのです。ぶたは、ただでさえ大きな鼻をめいっぱい広げてくれるし、タコは墨を吐いてくれます。(おいおいそれは反則だろうっ)
娘と一緒に、にらめっこの歌を歌いながらこの絵本を見ているのですが、動物たちの顔があまりにも可笑しいのか、すぐに「ぷっ」と噴出してしまう娘。長さんの描く動物たちには、にらめっこあそびに関しては、いつまでたっても勝てそうもない娘なのでした。