諸説ある、七夕のおはなし。
その中でも、比較的シンプルに分かりやすくまとめられた作品だと思います。
天帝の娘、織姫は、牛飼いと引き合わされたとたんに相思相愛になりますが、
二人は自分の仕事をしなくなり、天帝はついに二人を引き離します。
中国から伝わった伝説と、日本古来の行事とが溶け合って語られる七夕物語。
二俣英五郎さんが、独特のタッチでその世界を描き出してくれています。
小1がメインのおはなし会で読みましたが、笹飾りを作っているにもかかわらず、
意外に初めて聞く、風の子ども達がいて、少しびっくりしました。
だからこそ、きちんとしたお話で届けなければ、と痛感しました。
今年の七夕、晴れた夜空だといいな。