「ともだちって?」 ・・・・な ひと!
「ともだちなら 」 ・・・・ しよう!
「ひとりではできないけれど」ともだちとならできる!
「・・されたら 」 どんなきもちかな?
など、いくつかのテーマに、1.2行の詩(言葉)が添えられた作品です。 和田誠さんの素朴な絵と、谷川俊太郎さんのストレートな詩に思わずうなずいてしまいます。 読み始めて数ページ・・ 「幼児〜低学年向きかな?」 と思いましたが、ページが進むごとに、言葉の意味も奥深くなり、「あったことがなくても・・」 のテーマとともに、今までの絵が一転します。 目に飛び込んできたのは、車いすの少年や貧困の中で生きる小さな子どもの写真。 読者に問いかける形でなにかを訴えかける・・ という、予想外の展開に驚きました。
このこたちのために なにをしてあげたら いいだろう。
あったことがなくても このこはともだち。
ともだちをテーマに、自分のごく身近なところから、世界平和という壮大なところにまで視野を広げ、子どもとともに考えさせられる一冊でした。 エンデイングも・・・ とっても素敵です!