「リサとガスパール」シリーズは色使いやタッチに,日本の作品にはないフランス独特の美しさがあり,美術館に行かなくても家で芸術に触れることができる作品です。息子にはすばらしい絵を沢山見て,感性を磨いって欲しいなぁと思います。
この作品は,まさにリサとガスパールシリーズの原点。いつでも仲良しの二人の出会いやチャームポイントであるマフラーの秘密もあかされています。
リサに少し意地悪してみたり,けんかをして負けても負け惜しみを言ったり,仲直りに「ごめんね」ではなく「給食の時にまずいものを教えてあげる」と言ったりと,ガスパールの子供らしさ,かわいらしさがいっぱいつまったお話です。
シリーズの中でもまっさきに読んで欲しい本です。でも,これを読んだらきっと,ほかも全部集めたくなりますよ。