「おばけのはなしは夏にするもの」というのが定説ですが、作者のせなさんもおっしゃっているように、「冷暖房完備の現代では夏でも冬でも関係なくお化けの話を」してしまいましょう。
だって、子供達はお化けの話が大好きですもんね。
男の子が落書きしたお化けが、夜になると抜け出して現れました。
二人は「おばけのくににあそびにいこう」とウキウキと出かけていきます。
「えー、なんで怖がらないんだろ〜?この子」と、読んでいて驚いちゃうほど、喜んでお化けの国に行く男の子。
もちろん、出てくるお化け達を怖がることもありません。
・・・でも、そうですよね〜。せなさんの描く可愛いお化け達はちっとも恐ろしくなんかないキュートでユーモラスな姿ですもの。
小学生には少し物足りないくらいかもしれませんが、幼稚園保育園までのお子さんにはお薦めです。