うちでは、「おばけのおつかい」のほうを先に読んでいましたが、こちらのお話から読めば、より一層おばけの生態(?)や、おばけかぞくの生活がわかって、楽しめますね。
おばけかぞくがどんな物を食べているのか、何が好物なのかは、「おばけのおつかい」に詳しく書かれていましたが(裏表紙にレシピ尽き!)、お父さんのお仕事が、「ひとをおどかすしごと」だったなんて! 言われてみれば、そのとおりなんですが、笑っちゃいました。(お父さん、あんまり迫力なくって!)
お母さんも、「やっぱりおしごとしたり、こどもたちの ようふくを せんたくしたり」・・・ここで、娘からの鋭い指摘が。「でも、さくぴーも、たろぽうも、お洋服着てないよ。」 あらら。
おばけマートの品々も、おばけ社会ならではのものがずら〜り。どくりんご、かえるのへそ、おしゃべりいわし、などなど。「どれが食べたい?」と、毎回娘といっしょに盛り上がります。娘が1番食べてみたいものは、うそつきばなな。
おばけが寝ている時間の昼間に1人だけ目が覚めて、外に遊びに出かけたたろぽうは・・・。大変、ほんとに足が生えてきちゃった! 娘は、「どうしよう、どうしよう! ほんとに人間になっちゃうよ〜!」と、大騒ぎ。(たろぽうが人間になれて喜ぶかと思ったら、完全におばけの立場で読んでいます。) でも、夜起きてみると、ちゃんと足は消えていました。さあ、どうやって足が溶けちゃったんでしょう? 娘は再び大笑いでした。