さくらほいくえんの不思議な冒険ものがたりです。
昼寝の時間に騒いだあきらとさとしを押入れに入れてしまったところから冒険が始まります。せんせいは「ごめんなさーい」のことばをまっていたのですが、二人はべそをかいていてもがまんしていたのです。上の段と下の段に一人ずついれられ時間がたつにつれて怖くなってしまった二人。いろんなものにおいかけられたり、こわい「ねずみばあさん」にであったりしてドキドキしたことでしょう。長い間押入れにいれておいたのを反省した先生は素直に「押入れのそとでかんがえさせてあげればよかった」といって
「がんばったね」ともいってくれて本当によかったなあと思いました。さくらほいくえんでは、おしいれに子供を入れることをその日以来しなくなって、おしいれとねずみばあさんはこわいものからたのしいものへ変化したのです。
文章は長いのですがとっても楽しくて話に引き込まれます。
夜寝る前に読んであげるのがいいかもしれません。