どんぐりが大好きなコウくん。
大事などんぐりにケーキという名前をつけて、いつも一緒に遊びます。
ケーキもコウくんが大好き。
それなのに、ある日ケーキがかばんから落ちて、見つからなくなってしまいました。
ケーキを探して泣くコウくん、「ここにいます」と必死によびかけるケーキがとても切なくて胸が痛くなりました。
コウくんは小学生になり中学生になり大人になり。
そしてケーキも大きな木になります。
ずっとコウくんのことを思いながら、コウくんを見守りながら。
最後は本当に感動しました。
「うれしいことです うれしいことです」
心にじーんと染み渡る絵本でした。
絵もとっても素敵でした。
特に真っ赤な夕焼けのなか、泣きながらかえっていくコウくんの場面はとてもとても心に残ります。
息子もどんぐりは好きですが、まだどんぐりが木になるということが、
いまいち理解できていないようです。
またどんぐりの季節になったら、一緒にこの絵本を読みたいな。