「あるひ、
ちいさな おんなのこが、
ちいさな おとうとに いいました。」
≪ちいさなおんなのこ≫の心の中に広がるやさしい気持ち。
読むたびに、自分の中にあった気持ちを思いだし、優しさがあふれでてきそうな絵本です。
ガース・ウィリアムズさんの絵がよく合っていて、表紙をめくって最初の絵の女の子のまなざしが、とてもやさしくて、何度みても しん とします。
文章も歯切れよいので、読み聞かせもしやすいように思います。うちの子はまだ1歳なので、訳はわからないとは思いますが、私が好きで読んでしまいますけれど、じーっと、絵をみていますよ。そして、最後にぎゅーって、します。(読み終えると、したくなります)
兄弟姉妹のいらっしゃる子供さんだと、それぞれの読み方で何か感じられるものがあるかもしれません。
私の場合、今のところ、自分が一番楽しんでいるのですが、いつか娘が自分で読めるようになったときの反応が楽しみです。