翻訳が大好きな石津ちひろさんだったので、娘と息子に読みました。
はじめは仲の良いお隣同士だったのが・・・国中あげてのせんそうになってしまった。
昨日まで友達で遊んでいたのに・・会えない。
傷つけなわなければいけない・・・
自分のほうがより多く、より強く・・そんな自己顕示欲が
どんなにくだらなく、悲しいことか。
息子たちの意見は『こどもの喧嘩やな・・・』でした。
でも・・せんそうのきっかけってこんな感じなのかもしれません。
せんそうの怖いところは当人同士の喧嘩では終わらず、国中の人々までが犠牲になってしまうことです。
絵本では、救いは無邪気な子どもでした。
なぜせんそうしなければわからない子どもは昨日までの友達とただ遊びたかった・・・
こんな風にはいかないのが現実ですが・・・子どもたちに大人の愚かさを伝え、素直の偉大さを伝えるにはぴったりの絵本だと思います。「はだかの王様」的な内容だと思いました。