以前、娘が図書館のお話し会で読んでもらった絵本です。壊れたおもちゃたちがドアの向こうのお医者さん(修理屋さん)に順番に治してもらうお話で、待合室で待つおもちゃたちの様子と、「ドアの向こうに誰がいるんだろう?」っていうドキドキが合わさって、とても魅力的です。
くら〜い待合室で待っているおもちゃたちの不安や心配が読んでいる方にも伝わってくるような描写と、さらにドアから漏れる光が絶妙で、読みながらついじっと眺めてしまいます。
ドアに入っていく様子と出てくる様子の違いを見つけたり、待っているおもちゃの数がカウントされていくのがじわじわとおもしろいです。決して派手な絵本ではないですが、この静かさが心地よくて大好きな一冊です。