表紙の震えあがった猫を見て”何に対してそんなにも震えあがっているのだろう?”という疑問を持ったのがこの絵本を選んだきっかけでした。副題として“進化した魚の話”とあったのでこの副題にも心を奪われました。だんだん進化していく魚は結構凄いな。とページをめくっていきましたが立場が逆転した時、思わず息をのみました。ここまで進化する魚の心が素晴らしいと思ったのです。”たべてやろう”から“友達になってくれないかな?”という猫の心の変化もとてもうまく表現されていました。最後には猫が魚を売れて散歩している後姿が良かったです。正面を描くよりも後ろ姿というところが良かったです。