うさこちゃんと同じ、「子供がはじめてであう絵本」のシリーズですが、いわゆる「ミッフィーちゃん(うさこちゃん)」が主人公のお話ではありません。ディック・ブルーナ氏は自分の子供のためにうさこちゃんというキャラクターを生み出しましたが、その後多くの人に愛されました。最も有名なうさこちゃんが描かれていなくともその世界観はしっかり生きていて、独特の色使いと可愛いキャラクターが生き生きと描かれています。初めて読んだ当時、あまり身近にはなかったサーカスでしたが、この絵本を読んで「サーカスとは楽しいもの」ということを感じました。遠くオランダで書かれた絵本ですが、子供を愛する気持ちが万国共通だからこそ日本の子供に今も愛されているのだと思います。