この風来坊のお話は、他の方のレビューを読んでも泣けるいいお話と分かっていたけど、実際読んでみてすごく感情移入して涙が出ました。子どもは、まだ小さいからあまりピンと来ていませんでしたが、火事の中を助けた赤ん坊を、親が迎えに来るまで間と手元で育て、成長する姿を見ながら両親の存在をちゃんと子どもに伝え、旅が続くと思いきや突然やってきた別れでも、すーっと身を引く風来坊の手紙と後姿に、涙がつーっと落ちてきました。
旦那にも、「これは泣けるで」と言って読んでもらいましたが、やっぱり「泣けたぁ〜」と言ってました。子どもに読み聞かせていて、声が変わったり鼻をならしたりすることが旦那は少ないだけに、子どももちょっと後ろを振り返りながら「泣いてるの?」心配そうでした。
手に入らない絵本ですが、図書館で見つけて是非読んでみてください。