子供って、まだ生まれて間がない。
いつも、100パーセント全力で生きている。
だから、びっくりすることが多い。
怒っちゃうことが多い。
悲しいことが多い。
楽しいことも多い。
すぐに、心の針が、MAXになっちゃう。
あきやまさんが、そこのところをユーモラスについた、とっても楽しい絵本です。
びっくりしたこと、かなしいこと、怒ること、で、くまくんはすぐに風船みたいに膨れ上がります。
そして、パーンとはじけちゃう。
でも、くまくんは、色々な方法で、必ず元に戻ります。
そんな風に、わが子も考えられるといいな。
感情が高ぶっている時にも、元に戻る自分を想像できたらいい。
そして、そうなる方法を自分なりに、見つけていけたらいいな、と思わずにはいられませんでした。
なかなか難しいことなんですが。
感情って、大人になっても、なかなか御せない、暴れ馬みたいなものですからね。
(表面上は、取り繕うことが出来るようになっても、芯からはなかなか)
そして、この絵本は、子供が膨れてしまったら、まずは最初に、その気持ちに同調してあげられたらいいな、と思った絵本でした。