くまが好きな3さいの末娘のために選んだ本でした。でも、字も多いし、内容的には小学生向きなのではないでしょうか。おとうさんやおかあさんと比べられて怒っている子供や、そんな子供が好きなことをやめてしまって悲しい思いをしている親に読んで欲しい本です。
「そうやって、きみがずうっとふいていけば、きみのなかにあるおんがくが、ますますなりだいしょうになる」という、とうさんぐまの言葉は末娘に伝わったようでした。読み終わって、3歳の娘は子供部屋の隅っこに忘れ去られていたハーモニカを引っ張りだして、熱心にふいていました。それが、メロディになるにはほど遠いけれど、兄姉のピアノを聞いて育って来た末っ子が自分の音楽を探しているのでしょう。