おかあさんの姿がちょっとでも見えなくなると、大声で泣いていた子供が、少しずつ自立していきます。あちらこちら歩きまわって、目離しができなくなります。
ぞうのぼうやは、そんな年頃なんでしょうね。「しらんかおで とっとこ」行ってしまうぼうやの気持ちがよくわかります。大きな耳で聞いた、かぜのこもりうたはどんなうただったのかな。
おかあさんのところへ、鼻をあげながら「まっしぐらに とっとこ」かけてゆく、ぼうやの後ろ姿がいいです。
サバンナの雄大な景色と動物たちの絵が楽しいです。リズム感のいい文章は声に出して読むと、気持がいいです