「あかちゃんがうまれる」っていうことを
子どもが理解するには、結構な努力が必要でした。
でも、おなかの大きなお母さんが、
時間をかけて、痛みをこらえて、夜の間眠りもしないで
お産をするということが分かった時、
自分の命の大切さがじんわりと心の底に広がったのを感じました。
そう。
お母さんがお母さんとなるために、一番たたえられていいのが
この「お産」なのですから。
生まれ出てからも、ミルクだ、おむつだって大変な思いは続きます。
幼稚園だ、小学校だ、と順に大変さは増えていきます。
私だって、子どもをこの世に送り出すという、
一番大変なことを成し遂げた母なのだから、
この先も頑張っていけるかな、と思える一冊でした。