この絵本に出会ったのは息子が生後5ヶ月のとき。
抱っこをやめて寝かすと背中にスイッチでもあるかの
ように号泣される毎日で
家事もはかどらず慣れない育児に疲れていたときでした。
本屋さんで読んだら涙が止まらなくなりました。
赤ちゃんの頃も、怪獣のような2歳の頃も、
ティーンエイジャーの頃、そして大人になっても
寝静まると息子を抱っこしながら唄う母親。
子を想う母の気持ちが痛いほどに感じる絵本です。
ただ実際には
大人になってまでは、さすがに抱っこはしないでしょうね。
この絵本が伝えたいのは
大人になってもずっと愛しているということなのだと。
そしてその愛はまた子供へと受け継いでいく。
愛のリレーのようなお話しだなと思いました。
お母さんを抱っこするシーンの
落ち葉の絵がとてもせつないです。
私の勝手な解釈になりますが、
お母さんの命の葉が落ちかけているんだと感じて
余計に涙が止まりませんでした。
この絵本を読んだおかげで
抱っこできるうちたくさん抱っこしてあげようと
前向きに思えるようになりました。