ファルコンもエルマーもたくさんの子どもたちの人気者だったはずですが、近年は、ドラゴンを知らず大人になってしまう子どもたちも多いのでしょうか?
ゲームのキャラクターに駆り出されているドラゴンもいるようですが、そこには、やはり威厳や強烈なパワー・優しさが子どもたちに伝わっているのでしょうか。
こちらの作品は、ドラゴンの独白、ドラゴンとかかわる子どもたちの声が、17話載っています。
一見開き一話完結で、短めの文章です。
「ぼくは 待って待って 待っている」は、ドラゴン大好きな少年の心。
「きらわれものの ちびドラゴン」は、可愛い悪態をつく様子。
「ドラゴンじいさんの じまんばなし」はかつての栄光を懐かしみ語る哀愁が。
タイトルにもなっている「ドラゴンたちは 今夜も うたう」は、絵と文にジンワリしてしまいました。
そして最後の「むかしは みんな ドラゴンを 信じていた」に、皆さん納得するのではないでしょうか。
幼いうちに、ドラゴンに出会わせてやりたいな〜って思いました。