私は娘が1歳からよくこの本を読んで聞かせました。
最初のころは言葉もよくわからないので、お月様の絵をみて表情をまねて楽しんでいました。ニッコリしたり、困った顔をしたり、裏表紙のお月様のあっかんべーも真似て遊びました。
1歳半ころには、内容もよくわかるようになり、「だめだめくもさん、こないでこないでー」のところでは、娘も「くも!くも!」と必死で私に話しかけます。そして、雲がさってお月様が再び顔を出すと、ほっとした顔をします。何度読み聞かせても、同じように話しに吸い込まれていくようです。
今では、娘がべそをかいて泣き止まないときは、抱きかかえて空を見上げます。「お月様どこかな?」と聞くと、とたんに泣き止み、空を見上げ一生懸命お月様を探します。
この本には本当に感謝しています。母子ともどもあのお月様のやさしい表情に救われました。